Bites The Dust

スクエニ系列の漫画の応援を中心にその他諸々のレビューも行う雑記ブログ。

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全て投げ出し、今すぐに君をこの手に

親戚が16日に引っ越すってんでその手伝いしてました。
俺の母親の妹だから叔母ってことになるのかな、うちで暮らしてたんだけど1人暮らししたいって言って引越し決定。
というか、引越し用の荷物まとめるだけでも結構疲れるもんですね。
これで疲れるんだから、さばっちのやってた引越しのバイトはもっと大変そうだ・・・

叔母さんには色々と世話になってたんですよねぇ。
色々なところ連れてってもらったり、雪の厳しい日は学校まで送ってもらったり。
1人暮らししたらそういう面で不便になるって思ってる自分に自己嫌悪する。
利用するために依存してると言うか、自分でも性格悪いことはわかってるんですけどね。
昔から使う使わないでしか物事を考えられなくて、そのたびに自己嫌悪して、
自分で捻じ曲がった性格を直したいと思っててもやっぱ根本的な部分は難しいわけで。

話は変わりますが、昨日ガンガンに関する記事を書いてて、また読みたくなったので機工魔術士-enchanter-を買ってきました。
金に困って一度売った作品ですが、今はまだ金があるので一気に買い戻してきました。

機工魔術士-enchanter- 1 (1) 機工魔術士-enchanter- 1 (1)
河内 和泉 (2003/01/27)
スクウェア・エニックス

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まず、この漫画の第一印象を挙げるとするならばとにかくエロいという点に尽きます。
今エロ中心の漫画で話題になってるのはToLOVEるですが、それよりも処女や童貞などの露骨な表現があるためこっちの方が数倍上ですね。
18禁になるような作品ではありませんが、せいぜい12・15禁くらいでしょうか。少なくとも全年齢対象ではありません。

しかしToLOVEるのようなエロだけには偏ってるわけではなく、ファンタジー要素もかなり強いです。
というか、エロはあくまでもオマケ要素的なもので、ファンタジーやバトルが中心。
7巻のメルクーリオ編からはシリアス部分が強くなるなど、巻数が進むごとにエロは少なくなってきています。

悪魔と契約を交わすことにより、魔具を作ることが出来るようになる機工魔術師という存在がこの物語の重要な部分です。

主人公の叶晴彦は片思いの相手である藤川優香(通称優香姉)とそっくりな悪魔のユウカナリアに命を狙われることになります。
ユウカナリアが晴彦の命を狙う理由とは、魂だけの存在になってしまった恋人のフルカネルリに外見がそっくりで波長が合い、
どうにかして晴彦の身体を奪い、フルカネルリの魂を宿す器にするため。
当の晴彦はフルカネルリにそっくりということで他の悪魔にも命を狙われる始末。
悪魔を撃退するための魔具を作るために叶晴彦は機工魔術師となる。

非常にありがちな展開ですが、自分で道具を作るという点が面白いです。
アイテムクリエーションをする漫画というのは、どこか斬新ではないでしょうか。

こういう漫画は大抵女性キャラクターばかりにスポットが当たるものですが、男性キャラクターも非常に輝いています。
主要男性キャラは主人公の叶晴彦を始め、フルカネルリ、機工魔術師のパラケルスス、ヒルブレヒト、ヤマト、カリオストロ、
そして晴彦の友人の岡田、元木、三宅の3人組。
特に岡田とパラケルススに関しては女性キャラより魅力があるとも言えるでしょう。

岡田は非常にクールで真面目で物分りがよく中学時代は剣道、高校生になってからはバスケと運動神経は抜群。何より空気が読める。
初めてユウカナリアや悪魔に出くわしたときに晴彦の説明で状況を一瞬で飲み込み、
中学時代の剣道の経験を活かし剣を扱い、その卓越した運動神経で晴彦と共に悪魔を倒すという素晴らしいまでの活躍を見せてくれます。
その後もユウカナリアの存在を隠したり、晴彦のフォローをしてくれたりと友人のサポートに徹してくれました。
彼は作中でもっとも常識人で、恐らく一番晴彦のことを考えてくれています。
こんな友達思いな良い人が早々居るでしょうか。否、間違いなく居ない。

一方のパラケルススは性格面は岡田と真逆で、女好きでノリの軽い性格です。
しかしそのノリの軽さの中に時折見せる残忍な一面は非常に狂気的でどこか惹きつけられる存在。
晴彦を鍛えるために稽古を付けた時は、決して身体能力が低くはないはずの晴彦を圧倒的な力で叩き伏せます。
彼は現時点では間違いなく同じ機工魔術師のフルカネルリ、ヤマト、カリオストロを差し置いて恐らく作中最強のキャラとして描かれている。
そういう軽さ、残忍性、強さと相まって作中の中では岡田と共に最も好きなキャラの部類に入りますね。

男性キャラの話ばかりをしてしまいましたが、女性キャラも決して引けを取りません。
優香姉やユウカナリアが魅力的なのは勿論、何より晴彦の同級生の木村まなや機工魔術師のメルクーリオの良さには感嘆するものがあります。

木村まなは晴彦に片思いをしていて気持ちを伝えられずに居る。
晴彦が優香姉のことが好きだと知っても一途に思い続けるその姿には心打たれます。
彼女には妄想壁があり、晴彦と2人きりになったその後のことを考えてしまい暴走することもしばしば。
しかしそんな暴走してしまう姿も愛らしくてたまりません。

メルクーリオに関しては、どうしても物語の核心的な部分に触れてしまうために深くは話しませんが、
言動や精一杯何かをやろうとする気持ちと行動、必死で頑張る姿にはありとあらゆる男性が堕とされてしまうことでしょう。
メルクーリオはそれほどまでに反則的に可愛いのです。

現在12巻まで刊行されていますが、この漫画が本当に面白くなるのは6巻以降、メルクーリオが登場してからですね。
メルクーリオが登場してからは物語により深みを増し、読み応えのある作品に仕上がっています。
6巻以前がつまらないというわけではありませんが、やはり比べてみると面白いのは断然6巻以降でしょう。
メルクーリオ編を経てからは瀬戸の花嫁と並び、ガンガンWINGの顔となる作品になったことは間違いない。

俺は漫画はあまり他人に影響されたくないので、自分で発掘してマイナーな面白い漫画を探し当てるという形になります。
そういう人に触れられることの少ない名作を少しでも多くの人に知ってもらえたらな、ということでレビューをしているわけでもあります。

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